法定検査とは?

宮城県知事が指定した検査機関が公正・中立的な立場で行う毎年1回の検査です。

浄化槽管理者は,保守点検,清掃を行っていても必ず法定検査を受けることが法律で義務付けられています。

環境省が定めた浄化槽法定検査判定ガイドラインに準じて,使用の状況,外観の状況,保守点検の状況を第三者の立場で総合的に確認します。また,水質検査では浄化槽の処理水を持ち帰り,BODを測定します。検査の結果は浄化槽管理者,保守点検業者,市町村に報告します。


法定検査Q&A

Q
保守点検・清掃を委託しているのに,法定検査も必要なのですか?
A
保守点検・清掃と法定検査は趣旨,目的,内容が異なっており,別の観点から行われるものです。
保守点検・清掃の状況を第三者の観点から評価するうえでも,知事指定検査機関が行う法定検査を受検することが必要です。
Q
保守点検でも水質を測定しています。法定検査の水質検査と何か違うのですか?
A
保守点検では,浄化槽の状態を把握し,適切な調整,管理を行うために水質を測定しています。
法定検査の水質検査は,環境省が定めた水質の基準をクリアしているかを判断します。このため,放流水を現場から持ち帰り,5日間かけてBODも測定しています。
Q
法定検査は任意ですか,義務ですか?
断った場合はどうなりますか?
A
全ての浄化槽は,法定検査を受けなければならない,と浄化槽法に規定されているため,任意の検査ではなく,浄化槽管理者の義務となっています。
また,断った場合は法律を遵守しないことになり,行政指導が行われる場合があります。
Q
法定検査センターの業務内容は?
A
通常の法定検査業務以外にも,無届けや無管理の浄化槽管理者に対する周知,浄化槽に関する調査研究を行っています。
また,様々なイベントに参加し,地域の住民の方に対して,合併処理浄化槽の普及啓発に取り組んでいます。